このような疑問に答えます。
自己評価シート(個人目標設定シート)って
何から書き始めたらいいのかわかりにくく、本当に書くのが難しいですよね。
また、他の職種よりも介護職は難易度高め。
なぜなら営業職や事務職と違い
結果が数字で出せないからですね。
ではどうしたら、自己評価シートをサラサラと書けるようになるのか?本記事では解説しています。
本記事を読めば、上司から目標を求められた際に書くことを迷わずに済みますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
✔️本記事を読んで欲しい人
- 自己評価シートの書き方がわからない
- 自分の目標がイマイチ定まらない
- 文章をうまく書けない
僕は現役の介護福祉士として働いて7年目になります。Twitterかまたり(@kamatarikun)
詳しくはプロフィールへ、どうぞ。
では早速いってみましょう〜!
自己評価を楽に書くための方法は一つ
自己評価シートを書くため方法は一つのみ。結論:SMARTの法則を意識すること。
SMARTの法則とは?
- Specific:具体的
- Measurable:数字を使用
- Achievable:達成可能か否か
- Relevant:関連しているか
- Time-bound:期限を設定
ですね。この法則はジョージ・T・ドラン氏が提唱したとされている法則です。
わかりやすいように
- ユニット型施設に勤務
- 介護事故を減らしたい
- そのためにも業務を改善したいと考えている
という、具体例をSMARTの法則に当てはめて、解説していきますね。
先に結果から見たいという方は、SMARTまとめへどうぞ〜。
※ページ下部へジャンプします。
目標設定の書き方:具体的に

一番初めに目標を設定する際にしなくてはならないことは、具体性を持たせること。
理由はシンプルに、抽象的な目標だと人は動けないから、ですね。
例えば、介護事故を減らしたい!というだけだと、
- 業務が負担になっているのか
- 介護事故が増えている原因がわかりにくい
- 今は何か対策を講じていないのか
などが不明瞭。
これだと、目標に対して自分も何から手をつけていいか、わからないですよね。
施設側も、『あなたの目標に対して何をしていいかわからない』と言うのが本音なハズ。
なので、目標を設定する時は
- 介護事故を減らしたい
- 業務を簡略化し、見守りを強化して介護事故を減らしたい
など、まずは具体性を持たせると、施設側にもわかりやすくすることが重要です。
目標設定の書き方:数字を使用する
次に目標を設定する際には数字を入れると、なおわかりやすくなります。
なぜなら、具体性をさらに持たせることができるから。
- 業務を簡略化して、見守りを強化し、介護事故を減らしたい
- 業務を簡略化して、見守りを強化し、事故を月3回以下にしたい
だと、数字が入っていた方がより目標が明確になるので
自分も達成する目標がわかりやすくなるのも、利点ですね。
数字=測れるものなので、今までのデータと比較しやすいです。
比較しやすい目標は、具体的と言えるので
『具体的って結局なんなの?』と言う方は、数字を入れることを意識するといいですね。
目標設定の書き方:達成可能な目標に

目標を決める際には、あくまでも達成可能な目標に設定しましょう。
というのも、目標を達成できないとモチベーションの低下に繋がるから。
極論を言うなら、四六時中見守りを行って、利用者を監視していれば事故は起こりません。
ですが、そんなことは当然無理ですよね。
なので、業務を簡略化するためにも、1ヶ月に1回はユニット会議を行うなど
達成可能な目標に設定しましょう。
もちろん、それも厳しいようなら
問題点を各々ノートに書き、後に話し合うでもOKですね。
目標設定の書き方:関連性はあるか
関連性というのは目標を設定した先、達成した意味の部分です。
- 目標を達成するメリット
- 目標を達成したらどうなるか
ですね。
この目標を達成する事が、何に繋がるか(関連)してるか、というのが重要になります。
具体的には
介護事故を少なくすれば
利用者の安心安楽な生活だけでなく
結果的に職員の負担も減るというメリットがある。
という、自分に対しても相手(施設)に対しても関連している部分を目標に設定しましょう。
また、自分にもメリットがあると、モチベーションも維持しやすくなりますよね。
目標設定の書き方:期限を設定する

最後にいつまでに目標を達成するか、期限を明確にします。
というのも、期限を設定することで、モチベーションを高く維持出来るからですね。
どれだけ具体的でも、どれだけ達成可能でも、期限を設けないと
それは、ゴールのないマラソンを走らされていると同じ。
例えば半年後に達成する、3ヶ月後の会議までに達成するなど
自分を奮い立たせる面でも『期限』は有効ですが
施設側からも、『やる気がある』『短期間なら試してみてもいい』と思わせることが可能です。
人事が査定する指針とは?
ここで最終的に何を人事は意識しているのかをまとめておきます。
実際に上の方が判断しているのは
「成果」、「能力」、「情意」の3つの要素で成り立っています。
この3つを満たすためにもSMARTの考え方は、非常に有効と言えますね。
ちなみに、情意というのは意思や心構えという意味です。
上司がどこを見ているか意識する
ここまで読んでいただいた方は、わかる通り、評価する側を意識した書き方が適切と言えます。
なので、SMARTに『ER』を足した
“SMARTER”という考え方も時代に合わせて出てきました。
- Evaluated:評価されるという意味。主に上司に評価されるという意味合い
- Rewarding:報酬を与えるという意味。見合った報酬をもらうという意味合い
という考え方です。
つまるところ、やはり会社員である以上はどうしても上からの評価を気にしなくてはいけません。
なのでこうした利益や改善を上に提案し、評価されることを考えましょう。
SMARTの法則に則った目標が、この『ER」にも沿っているかを確認しておくと、より良い目標と言えますね。
SMARTの法則:まとめ

SMARTの法則をまとめると、
- 数字を使って具体的に
- 目標は達成できる範囲
- 見る側がわかりやすいように
こんな感じ。
- ユニット型施設に勤務
- 介護事故を減らしたい
- そのためにも業務を改善したいと考えている
この具体例の目標をSMARTに合わせて設定すると、
目標の具体例①
業務を簡略化し、見守りを強化し、事故を減らしたい。
事故を月に3回以下に抑えることを目標に業務改善を行う。
その為、業務改善の話し合いを、月に1回行う。
話し合いにて、改善案が出たら実行する。その後、1年間の事故報告の総数を比較する。
目標の具体例②
事故の数を半数以下にすることを目標にする。
事故を未然に防ぐためにも、ヒヤリハット報告書が必要。なので、ヒヤリハット報告書を簡略化し、提出しやすくする。
そのヒヤリハットを元に、2週間事に職員同士で話し合い、改善点をその都度あげていく。
半年後に、事故の総数が減少しているか確認する。
と、なりますね。
あくまで一例ですので、自分の目標設定で細かく変更してもOKです。
今ある現状を変えるためにも、目標設定をしていきましょう。
ぶっちゃけメンドかったら派遣でもOK
とは言え、正直な話、上司からの目線って意識すると個人的には、かなりダルかったりします。
どれだけ目標をしっかりあげたとしても、
施設側が改善をしないなんてこともしばしば。
むしろ、そういった上からの評価に縛られた仕事はしたくない!
という方は、派遣社員もアリかなと。
その際は、この記事を参考にどうぞ➡︎【比較】介護派遣会社のオススメは?結論:2社のみです。【完全無料】
自己評価の書き方、考え方:まとめ
ジョージ・T・ドラン氏が提唱したSMARTの法則の効果について、さまざまな研究がなされてきました。
それらの研究によると、SMARTの法則を用いて目標を定めて取り組んだ場合、従業員のパフォーマンスが大幅に上がると分かっています。
なので、目標を設定する際に、非常に有効な手段であることは間違い無いです。
自分の目標がわからない!という方も、一度自分がしてみたいことを考え直して
改めて、SMARTの法則に当てはめて考えるのもいいですね。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
ではこの辺で〜m(_ _)m