- なんで上司は自分の言いたいことを理解してくれないんだろう?
- どうして自分の意見は通らないんだろう?
介護職として働いていると、このような悩みを抱えることは多くあると思います。
なぜなら現場の声と、上(経営陣)との方向性が違うから。
先日僕はこんなツイートをしました。
僕はユニット型の施設に勤めていますが、
・物品を購入してくれない。
・人手不足を訴えても補充してくれない。
・業務改善を求めているのに会議が進まない。などの悩みが、毎日のように職員間で行き交っています。
僕はそんな時
『まず相手に言いたいことが伝わっているか』を意識しています😌— かまたり※まつ毛はこんなに長くない (@kamatarikun) August 7, 2020
僕はユニット型の施設に勤めていますが、
- 物品を購入してくれない。
- 人手不足を訴えても補充してくれない。
- 業務改善を求めているのに会議が進まない。
などの悩みが、毎日のように職員間で行き交っています。
僕はそんな時『まず相手に言いたいことが伝わっているか』を意識しています。
上記の通り。
つまり現場で出る問題点が、上司(経営側)には理解されないケースが、往々にしてあると言う事。
かく言う僕も、中間管理職にて
現場の悲鳴を上司に伝えても、理解されずに現状を変えることができなかった苦い経験アリです…。
その時に僕が圧倒的に足りなかったのは
相手に言いたいことが伝わっているか、という意識。
僕のように、あなたの話を上司が理解してくれないのは
理解されるように話していないからかもしれません。
本記事は意見を通す為にも必要な、『5ステップ』を解説していきます。
本記事を読むことで、
理解されなかった『現場の悲鳴』や『自分の意見』を上司に伝えることができますよ。
では、早速行ってみましょう〜!
議論の進め方とは?
結論から書くと、議論の進め方で必要なステップは以下の通り。
意見が通る為に必要な5ステップ
- 相手の意見をよく聞く
- 目線を気にする
- 意見を収束させる
- 答えと行動をセットにする
- 期間を設定する
順に説明していきますね。
議論の進め方①相手の意見をよく聞く
議論を進めるには、まずは1つ目のステップである相手の意見を否定しないことが重要です。
というのも、まずは相手の意見を聞かないと
自分の意見に相手も、耳を傾けてはくれないから。
どうしても意見をする際に
- 現状を変えて欲しい!
- すぐに人員を補充して欲しい!
と、自分の要件だけ伝えてしまいがち。
- 人件費の問題
- コスト的に業務改善が出来ない
など、相手(上司や管理者)が抱えている問題まで考えなくなってしまいます。
まずは自分の意見に対し、相手が何を思ったかを意識して聞くように心がけるのがベストです。
議論を進めるには解決を急がず、
相手と自分、双方の意見を出しあいましょう。
議論の進め方②目線を気にする
意見の出し合いの際には、相手の目線を意識しましょう。
相手の目線がわからないままだと、意見は絶対に通りません。
目線というのは言い換えると、
その人が置かれているポジションです。
例えば勤めている施設が、新しく施設を建てようとしているとします。
ですが施設を新設する前に
『今ある施設の人員を補充するべき』だとあなたは考えているとしましょう。
しかし、新設すれば給料も上がりより多くの職員を集めることが可能なので
今は残業などの多少の我慢はすべきだ、と上司は考えています。
そうすると、ポジションはこうなります。
画像の通り。極端な例ですが、縦軸横軸で表すとこうなります。
こうしてみると、全然ポジション(目線)が違いますよね。
これでは自分の言いたいことが相手に伝わりきりません。
このポジションのギャップが、意見の通らない原因になっています。
意見をする時は、相手の目線に合わせることが重要です。
ポジションを意識した、議論を進めましょう。
議論の進め方③意見を収束させる
双方の意見を交換しあったら、次のステップで意見をまとめる必要があります。
具体的に言うと、相手と出しあった意見を
深掘りしていきます。
人員が不足している意見を例にあげると、
- すぐに離職してしまう原因はなにか?
- 人員不足によって起きる弊害は?
- 人員を補充するコストはどの程度なのか?
上記のように、分解して考え議論していきましょう。
そうしてお互いの意見を交えて議論し、
自分の伝えたいことを整理します。
『人が減って困っている』という抽象的な意見を分解して考えることで
意見の解像度をあげ解決方法を導きやすくなります。
議論を進める相手と情報の誤差がないように、共有する事が重要だと言えますね。
議論の進め方④答えと行動をセットにする
双方の意見をまとめて解決策を話し合ったら、次にするべき行動も決めましょう。
なぜかと言うと、解決方法を話し合っただけで解決した気になってしまうことが多いから。
僕は実際に、
人員不足を訴えて、現状を変えてもらうように意見をしたことがありました。
その話し合いの際には、現場の状況を伝え
人員が必要な旨を理解してもらえました(※伝えた気になっていたかも)
しかし、その話し合いから1ヶ月弱もの間
上司が、人員不足を解決する為に何か行動してくれたことはありませんでした。
ここで僕が学んだことは、
解決案と行動はセットで考えなくてはいけないこと。
具体的には
- SNSなどで発信してみる
- 現在の従業員の満足度をあげる為にもアンケートをとる
など、しっかり次にするべき行動も提案しないと
議論をする意味もなくなってしまいます。
そうして問題を解決する為の行動に、上司との合意が取れたならば
もうあなたの意見は、相手に理解されたと言えますよね。
上司に相談できない場合
とはいえ、そんな上司がこちらの事情に耳を傾けてくれない場合もあります。
そう言った場合はパワハラの可能性もあるので、こちらの記事を参考にどうぞ。
議論の進め方⑤期間を設定する
最後に期間を設定することを忘れずに。
解決策を行動とセットで考えると、必然的にどのくらいの期間で結果が出るか、が求められます。
だと、話を聞いてはくれません。
自分の意見にメリットを感じてもらうには
この期間で答えが出ますよ、と伝える事は非常に重要です。
意見を提案する際の、目標を設定する場合は
こちらの記事を参考にどうぞ➡︎『具体例付き』介護職の目標の決め方はコレだけでOK
議論の進め方:まとめ
まとめると
- 自分の意見を相手の立場から考える
- 意見を出し合い、解決策も出し合う
- 解決する為に行動し、結果を提示する
ですね。
文字で見ると難しいですが
要するに、相手の立場も考えて意見を出し、問題解決の為に行動するだけでOK
ぜひ今の現場に不満があり、上司へ問題提起したい方は意識して『5ステップ』を踏んでみてください。
では今回はこの辺で!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
参考になれば幸いですm(_ _)m