この様な悩みに答えます。
本記事では初任者研修とはどういうものなのかを書いています。
これを読めば、初任者研修はどのように取得するのかを知ることができます。
メリット・デメリットも踏まえて説明しているので資格取得をする際の参考にしてみてください。
初任者研修とは何か
介護職員初任者研修とは、介護の基礎知識が備わっているという資格になります。
現在は言い方が変わりましたが、聞き馴染みのある言葉で言うなら、『ホームヘルパー2級』ですね。
これから介護の基礎知識やスキルを身につけたい方の講座になります。
資格取得は簡単か?
ヘルパー2級から大きく違う点は最終的に修了試験があることです。
この修了試験ですが、結論からいえば余裕です。
授業内容をしっかり理解できていれば誰でも合格することができます。
というか万が一不合格になってしまっても、追試制度があるので軽く勉強し直して合格すればOKです。
なので初任者研修を受けた人ほとんどが合格し、資格を取得することができます。
初任者研修の内容
初任者研修の資格を取得するには、初任者研修講座を開講している養成校に通って、130時間のカリキュラムを修了して修了試験(筆記)で合格する必要があります。
カリキュラムの受講条件や受験資格はないので、未資格・未経験の方でも資格取得を目指すことができます。
カリキュラムの内容は以下の通りです。
- 職務の理解 6時間
- 介護における尊厳の保持・自立支援 9時間
- 介護の基本 6時間
- 介護・福祉サービスの理解と医療の連携 9時間
- 介護におけるコミュニケーション技術 6時間
- 老化の理解 6時間
- 認知症の理解 6時間
- 障害の理解 3時間
- こころとからだのしくみと生活支援 75時間
- 講義の振り返り 4時間
- 合計130時間
このカリキュラムの修了したのち、筆記試験を受けることになります。
試験日は全国共通ではなく、養成校ですので出題内容が多少違うこともありますが、原則決められている内容は一緒なので、安心して受験することができます。
初任者研修を修了した後に就ける施設の一覧
資格取得後は、様々な施設で働くことができます。
働けるようになる施設は以下の通りです。
✔️入所型施設一覧
- 特別養護老人ホーム
- 有料老人ホーム
- 介護老人保健施設
- グループホーム
- 介護療養型医療施設
- サービス付き高齢者向け住宅
次に通所型の施設一覧です。
✔️通所型施設一覧
- デイサービス
- デイケア
最後に訪問介護ですね。
✔️訪問介護
- 居宅介護支援事業所
- 訪問介護事業所
- 介護老人保健施設
- グループホーム
このように初任者研修を受けると様々な形態の施設に就職する事ができます。
補足ですが介護業界は基本的には無資格で働くことができます。
しかし、訪問介護だけは利用者の体調などもチェックする必要があるため初任者研修は修める必要があります。
資格取得後は就職に有利か?
資格取得をしているのといないのでは知識にやはり歴然とした差があります。
初任者研修は履歴書にも書ける資格でもあります。
転職の際に無資格者と違い、施設側が『ある程度介護に理解がある人なんだな』と判断されますので
確実に就職には有利であると言えます。
ではその他に初任者研修を受けるメリット・デメリットを紹介していきます。
初任者研修のメリット
- 基礎知識を得られる
- 資格所有による給料UP
- キャリアアップの際に楽
基礎知識が得られるのはもちろん、資格を有していると資格手当てがつくので
施設によりますが、ひと月におよそ3000円〜5000円程度もらえます。
また介護福祉士の資格を取得する際に、実務経験ルートだと従業期間3年と実務者研修というものを受ける必要があります。
なのでキャリアアップにはかなり有利ですし、楽です。
詳しくはこちらをお読みください➡︎介護福祉士の資格ってどうやって取るの?効率よく取る方法とは?
初任者研修のデメリット
次にデメリットの部分ですが、下記の通り。
- 時間がかかる
- お金がかかる
- 養成校に通うのが大変
初任者研修講座では、受講時間130時間のうち通信による学習時間が上限40.5時間と決められています。
よって、最低でも89.5時間以上(15~17日程度)は学校に通って学習しなければならないため、通うのは大変です。
さらに授業料ですが養成校によっては6〜10万円程度かかります。
雇用保険の給付金などで負担は軽くしてくれる制度はありますが、条件がありなかなか厳しいというのが現状になります。
初任者研修は受けるべきか否か
初任者研修はキャリアアップや基礎知識も得る事ができるため
介護の最初の門を叩くのには充分な資格と言えます。
ですが取得する際には、まずは実際に介護施設で働いてみてから研修を受けたほうがいいです。
正直な話、介護はやらないと自分に合う、合わないがわからないからです。
せっかくお金を払って資格を取得するなら今後の自分の役に立つ資格の方が良いので
まずは働いてみて、続けられそうなら資格を取得するという流れがいいですね。
気になる方はシカトルなら無料で資料請求ができるので内容だけ知るのもいいですね。
ここまで読んでいただきありがとうございました!