こんな悩みに答えます。
デイサービスの一日の流れは?何するところなの?
最初に
まず最初にデイサービスというものが何かを説明します。
デイサービスというのは日帰りで施設を利用できるサービスです。通所介護とも呼ばれています。
デイサービス(通所介護)は、要介護認定を受けた高齢者が、介護サービスや機能訓練を受ける介護事業所です。利用者の生活機能の維持・向上や孤立感の解消、家族の介護負担軽減などを目的としています。
要するに学校や会社の様なものですね。
朝、必要であればデイサービスの職員が自宅まで迎えにきます。
そのあと、大抵は自分だけでなく他の利用者様も、そのまま一緒に迎えにいきます。
そうして施設に着いたら、色々なレクリエーションを受けたり、入浴をする様なら入浴もデイサービス中に行います。
そうして昼食を食べたのち、夕方になると帰るという
まぁ、有り体に言えば日帰りです(笑)
これから記述する下記にはデイサービスの職員の業務の流れや、デイサービスは利用するのにいくらくらいかかるのかを、施設ごとには違いますが説明していきます。
ぜひ、参考までにお読みください
デイサービスの職員の流れ
まず最初にデイサービスの職員に関しては、特に難しいことはやりません
こうしていうと確実に誤解が生まれますが、昼食やお茶を配る程度です
場所によっては食事提供のため、食事を作ってくれる栄養科がついているところもあるので、そうすると特にやることはないのです。
もちろん書類作成などの業務もあります
というよりデイサービスというものはなんなのか?というものは冒頭で説明した通りです。しかし、高齢者の立場からすると、施設に朝来てそこで知り合った仲のよい利用者と話して帰るだけです。
そう、私たちの休日と何も変わりません
なので正直な話、何をするか?一日の流れは?と言われても業務の流れは施設ごとにはありますが、基本的に利用者様の立場からすると駄弁って帰るだけです。
デイサービスの業務の流れは、この駄弁って帰る利用者様に何かあった時(転倒や用件)のサポートや、レクリエーションが主な業務の流れになります。
業務の流れ
しかし、上記では簡単に説明しましたが、やはり往々にして介護の現場なので業務の流れはあります。
何度も申し上げてますが、施設によって業務の流れは違うので、留意してください。
業務の流れ
- 利用する利用者様の送迎
- 水分や、施設によってはおやつ提供
- 午前のレクリエーション
- 昼食提供
- 昼休み
- 午後のレクリエーション
- 三時のおやつ提供
- 帰りの送迎
大体この様な流れに、どこの施設もなっていると思います。
この間に午前・午後のどちらか、もしくは分けて入浴介助があります。
ちなみにですが、保険の関係で個人差がありますがデイサービスの利用時間は
17時15分までです
そう考えるとその後の、事務作業が例えあったとしてももうサービスを提供する利用者様がいないので、ほぼ定時退社できるのでお子様がいる家庭の方も安心して働けますよね。
レクリエーションとは?
次にレクリエーションと何か?ということを説明していきます。介護にあまり携わった事がない方でも、もしかしたら聞いたことがあるかも知れません。
デイサービスでの施設で働くにあたって一番重要なのがこの
レクリエーションです。
レクリエーションが何かというと、要するに利用者様を含めて、皆で行う遊びです
一番重要!と重々しく、言いましたがカッコよく言った『遊び』です(笑)
しかし、ただ遊ぶのではなく体を動かすことを意識したレクリエーションが良いレクリエーションと言えます。
これは、私たちにも言えますが正直な話、歳をとると動くのが億劫ですよね。
その億劫が積み重なると、高齢者は身体機能が衰え、病気になりがちになってしまったり下手すれば体が動かなくなってしまうのです。
そのため、レクリエーションは楽しい事が前提で、体を動かすものが良いと言えます。
参考までにこの様なレクリエーションがあります。
レクリエーションの参考サイト様
レクリエーション 一覧
注意事項
デイサービスにおいて一番気をつけなくてはいけないのが
転倒などの事故です。
やはりご家族様からお金をいただいて、大事なご家族をお預かりしている以上
怪我などにはシビアになっていかなくてはなりません。
ましてや身体機能が落ちている高齢者の方は特に気を付けなくてはなりません。
目に見えてしっかりした方でも、ふと転んで骨折などしてしまうことも珍しくありません。
なので介護業務には欠かせない、利用者様の見守りは常に徹底して行います
更に事故というのは転倒だけではありません
- 転倒、車椅子からの転落
- 誤飲、誤嚥
- 利用者同士のトラブル
- 入浴中の事故
など、ここでは挙げ切れないほどの事故が存在します。
何気なく私たちが行っている行動が、身体機能が落ちた時にどの様なリスクがあるかを考え、利用者様をサポートしていきましょう。
入浴について
事故などが起こりやすいのが入浴介助です。
私たちで置き換えるとわかりやすいですが、お風呂の床って滑りやすいですよね。
何度もいう様ですが高齢者は身体機能が落ちています。
なので私たちより滑ってしまった時に、足を踏ん張る力も衰えてしまっていて、何かに捕まろうとしても反射神経も落ちてしまっているためなかなか難しいのです。
体を洗おうとしてうっかり・・・!なんてことはザラにあります。
なので注意して見守りを行ってください。必要ならば洗いにくい箇所は洗体介助を行います。
給料について
給料は正直に言って、高くはありません。
高収入を目指しているのであれば、介護職はあまりオススメできません。
しかし福利厚生はしっかりしています。
- 基本給
- 残業(時間外)手当
- 通勤手当
- 資格手当
- 処遇改善手当
- 職務(業務、役職)手当
- 扶養(保育)手当
- 住居(住宅)手当
- 地域(寒冷地)手当
- 賞与
ここのあたりは他の職業と遜色なく充実しています。
東京都のデイサービスの正社員のデータですが、平均的に月収20万円~32万円、年収240万円~450万円となっていました。これは各種手当や賞与なども含めて算出しています。
パート・アルバイトの給料
デイサービスのパート・アルバイトは、時給1,020円~1,600円となっていました。時給の差は、地域、資格の有無の差によるものが多いです。
デイサービスの良い所
ここまで見た方は
と思われた方も多いと思いますが、確かに意外と大変なことも多いですがしっかりいいところもたくさんありますので、順を追って説明していましょう。
利用者様と楽しく話ができる
利用者様と話ができる
個人的には一何魅力的だなぁと感じています。利用者様は、街で見かける様な高齢者の方が、話をしに利用している方もいらっしゃいます。
そのため、高齢者の方が経験した話や面白い話をたくさん聞く事ができます。
いや、仕事中にお客様と話しちゃダメでしょ!と思うかも知れませんが
この喋るのもデイサービス職員にとってはコミュニケーションという大事な業務の一つなので問題ありません。
この話の中で、利用者様が思っている事、感じていることを信頼関係のもとに知る事ができるからです。
何気ないくだらない話も、色々できますし、その方の体験談も知る事ができて事務作業や、過度な肉体労働が苦手な方にはうってつけの職業です。
残業がほぼない
介護現場には正直な話、残業が多いところが存在します。
原因は、介護職員の人数不足です。
デイサービスだけでなく、入居型のいわゆる老人ホームでは
介護職員が常にいないといけないためどうしても残業が発生しがちです。
しかし、このデイサービスという形態だともうサービスを提供する利用者様が家に帰ってしまっています。
なので必然的にやることもなくなってしまうため、残業しなくていいのです。
夜に予定があったり、家族との時間を取りやすくなったり時間の都合を付けやすかったりします。
働きやすい現場
先ほど残業がほぼないと言いましたが、子供が保育園や学校に行っている間に働いている主婦の方が多いです。
そのため突然起きてしまった子供のトラブルでどうしても帰らなきゃいけなくなってしまった時でも、同じ環境の職員が多数いるため理解されやすいです。
更に介護というのは全体的に人手不足のため、例えば
7:00〜13:00
8:30〜15:30
9:00〜16:00
など時間に都合がつけやすくパートとして短時間でも働く事が可能です(もちろん施設と業務時間を話しあって)
なので、共働きが実現しやすい職業でもあります。
最後に
いかがでしたでしょうか?
確かに大変な部分も多く存在しますが、働きやすくメリットの部分も多く存在します。
利用している高齢者の方は、ほぼ自分で身の回りのことはできるため細かい介護技術はそこまで必要ありません。
もちろん多少入りますが、主婦や女性な方も多いですし、男性も介護をやろうと思う方親身になって教えてくださる優しい方がほとんどです。
下記サイトにて登録して、施設見学などに行ってみるのも一つの手ですね。
見学できるので、施設の雰囲気や職場の雰囲気を知るにはまずは見学からでもいいと思います。
新しいことに挑戦してみよう!とか興味はあったんだけど・・・という方は是非参考にしてみてください。
やりがいもすごく感じる職業なので、読んでくださった方の少しでもお力になれたなら幸いです。